在ブータン・インド軍の基地開放の日に出会いました。日本で言えばインド軍の「お祭り」という表現も可能ですが、ガイドのトンジェイは、私が「お祭り」という表現をすることを許しません。「お坊さんが主催しないのはお祭りじゃない。」というのが彼の言い分です。
この日は、老若男女いろんな人たちが来ていました。そちこちに見える赤い着物の人はお坊さんです。
手回しの観覧車が若者の歓声でつつまれていました。ディズニーランドでもUSJでもないけれど、本当に楽しそうな声が響いてくるので、なんだか涙が出そうになりました。楽しむということは一体何なのでしょう。
祭りで人のいなくなっている町の方に来ると、若いカップルが私たちの方に近づいて来ます。カメラを借りたのだけど、フィルムの入れ方が分からなかったのです。
彼らがあまりに純朴でさわやかなカップルだったので、私達は一緒に写真に入ってもらいました。
彼ら去っていくのを見ながら、彼らに幸あれと、本当に心からそう思いました。