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 山の中腹に家があり、上にも下にも畑が広がっています。作れるところには、全て畑を作りましたと、チースから見える景色には書いてありました。用水路の水を使って稲作が出来る畑が、どれだけ貴重なものなのか、村から周りを見渡してみると分かります。
 家畜小屋では水牛や牛や山羊が飼われていました。水牛は直射日光に弱いので、小屋の中でしか飼えないそうです。牛や山羊は畑以外の場所で草を食べるよう、そこまで連れて行くそうです。
 雨期を迎えようとしている今、畑にはトウモロコシが植えられていました。谷の村で見たトウモロコシは大きく元気に育っていたのに、チースのものはとても小さく、少し悲しくなりました。

 村には水が豊富にありません。水をためる順番を待つ水がめが並んでいます。
 朝、随分遠くから引かれているホースを見つけました。どこから来るのか確かめようとしましたが元までたどり着くことが出来ませんでした。ホースを上げてみると水道をきちんと閉めなかった時位の水しか流れていませんでした。何と貴重な水なのでしょう。